「悩む力」を読んで

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遅ればせながら、姜尚中氏の「悩む力」を読んだ。
そこで引用されている文献に、
夏目漱石の小説や、「夜と霧」の著者、
V.E.フランクリンの考え方などが紹介されていて、
興味深く読むことができた。

特に、夏目漱石の小説の解釈について、
読む人が読めば、ここまで解釈できるのかと感心した。
私なんぞ、ただ小説の筋を追うだけ。
特に印象に残っていないような文章でも、
姜尚中氏は作家の意図するところをより深く読み取っていると思った。

色々と面白い内容があったが、
その中でも興味を引いたところは、
人は何のために「働く」のかというところ。
働かなくて生きていけるのなら、働かないのかいう問いかけ。
「働く」ということの意味は何か。

この本では、他者から何らかの形で仲間として承認されるために働くとあった。
「アテンション(ねぎらいのまなざしを向けること)」。
「他者からのアテンション」、「他者へのアテンション」が、その答えであると書いてある。
さらに、やり甲斐のある仕事または夢を実現するための仕事というのは、
次の段階の話であるとも書いてある。

人間一人前になろうと思えば、
どんな内容の仕事であれ、社会に出て他人に認められるよう、
働かないとダメということでしょうか。

そして、この本を読んで、夏目漱石の一連の小説や、
「夜と霧」を読み返してみたくなった。
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by toshihi616 | 2012-09-01 00:00 | Trackback | Comments(3)

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Commented by Pやん at 2012-09-02 01:18 x
兄じゃへ
昨日、今月2回目の槇尾山~滝畑ダム~岩湧山~紀伊見荘を単独走・徒破してきました。すれ違うハイカー・ランナーも稀で、野生に帰った様な心境でした。相変わらず、滝畑ダムから岩湧山頂への登りはきつく、しかし、“これも一歩踏み出せばいつか終わる”と一人念じ、山頂の開けたパノラマに見入ってしまいました。
なんか、フランクリンの『夜と霧』にあるように“どんな時も人生には意味がある”なぁ~んて山中一人で考えてしまいました。

No pain,No gain ですね。
Commented by Pやん at 2012-09-02 01:22 x
Pやん
Commented by toshihi616 at 2012-09-02 17:17
頑張ってますね!
これからどんどん走りやすい気候になってきます。
そんな時に、走りすぎによる故障になりやすいですから、
徐々に走る距離を増やしていってください。
また、行きましょう!

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