リベンジ、キャノンボール
2015年 03月 29日
昨年初めてこの大会に参加したが、深夜の冷たい雨に身も心も参ってしまい、
このつらさも宝塚まで、宝塚に着いたら絶対に止めようと思っていた。
もうこの大会には出ないだろうと思っていたのに、
なぜかエントリーしてしまった(笑)。
大会に向けての練習として、
悪天候の六甲縦走路を経験したいと思った。
さすがに去年のような夜間の悪天はまさかの場合があるのでできないが、
明るいうちの雨の六甲には行きたかった。
大会前に順走で3回、雨天の逆走を1回、
トレイルの脚はそこそこできたし、特に故障箇所もない。
さらに天気予報では土曜の夜は雨ではなさそう。
日曜日は崩れそうだが、土曜の夜さえ雨でなければ十分である。
夜の9時に須磨浦公園駅をスタート。
往路では出来るだけ体力温存を肝に銘じたが、
調子が悪いのか、それとも深夜のトレランに体が拒絶反応を示しているのか、
いつもより太ももがだるくなるのが早い。
体力温存という作戦が早くも崩れ始めた。
復路で使用しようと思っていたトレッキングポールを、
少しでも脚の負担を減らそうと摩耶の登りから使い始める。
宝塚に着いた時、折り返す気力が残っているか心配になってきた。
幸いに、天候のほうは去年と比べると雲泥の差で、
見晴らしのいいところでは神戸の夜景が素晴らしく、
一瞬でも、体に蓄積されつつある疲労を忘れさせてくれる。
とにかく宝塚まではたどり着かなくては。
でも、この大会、エイドがとてもユニークである。
たぶん、オフィシャルのエイドより私設のほうが多いと思うが、
並みのウルトラの大会よりも、量も質も上回っているのではないだろうか。
摩耶でのカレーエイドでは、セルフで盛り付けできるので、
十分にエネルギー補給できた。
そして、様々な気付け薬がエイドに置かれており、
「まっさん」ほど度数は高くないが、「泡」よりは高い気付け薬が、
疲れた体を癒してくれ、心地よい刺激が気力を甦らせてくれる。
特に後半は、少しでも筋肉の痛みを忘れるために適量を積極的に摂取した(笑)。
レースのほうは、往路が9時間10分、塩尾寺下の広場到着が6時10分ごろ。
タイム的にはほぼ予定通りだが、かなり疲労しており復路ではかなり苦戦しそう。
再スタートまで休んでいては、体が強張って動かなくなるのではと思い、
アーリースタートを選択して、6時17分に須磨のゴールに向けてスタートした。
スタートしてから、2時間後くらいに予報どおり雨が降ってきた。
そんなに強い雨ではなく、気が滅入るようなことはないが、
如何せん太ももの筋肉がだるくって全くいうことを聞いてくれない。
最高峰以降では、9時スタートのスピードの部の元気のいいランナーや、
力のありそうなパワーの部のランナーに抜かされっぱなし。
足音がすれば道を譲るというなんとも情けない状態であるが仕方ない。
あまりにペースが遅いからか、横を通り過ぎるランナーからたくさんエールを頂いた。
でも、不思議なことにリタイアしようとは思わなかった。
アーリースタートの強みで、時間内完走は無理だが、
歩き続けても夜の7時までには到着できる。
ゴールできればリベンジ達成と自分自身を納得させていたから。
結果的には、夕方の5時7分に須磨にたどり着けた。
復路は10時間50分で時間内完走、往路復路を合計すると20時間。
当分、六甲山に近づきたくない心境だが、
ゴールしたときは久しぶりに感激した。
次のレースは、萩往還である。
萩往還を楽しむためにも、これから1ヶ月ほど、
ロング走でいろいろなところを走ってみたい。
最後に、主催者の皆さん、エイドの皆さん、
そして横を通り過ぎたときに声を掛けてくれたランナーの皆さん、
ありがとうございました。
キャノンボールはいい大会です。
by toshihi616 | 2015-03-29 00:01 | Trackback | Comments(2)
物静かな印象のかねやんさんですが、内に秘めたパワーを感じます。
次は、萩ですか!!
頑張って楽しんで来てください
六甲往復は、萩往還のいい練習になりました。
今回は家内が応援に来てくれる予定です。
ゴール後に山口県を観光したいので、ぜひともまともな状態でゴールしたいです。無理かな。
楽しんできます。