第12回鯖街道ウルトラマラソン
2007年 05月 21日
鯖街道ウルトラを走ってきた。
コースは日本海の小浜から、大きな峠を三つ越して、
京都の出町柳まで、昔の鯖街道76キロを走り抜ける。
当日の天候は、晴れの予報にもかかわらず、
昨日からの雨がなかなか上がってくれない。
結局、昼頃まで降り続いた。
走りやすさからいくと、暑さに悩まされることがないため、
いいコンディションといえる。
でも、山道のコンディションは当然悪く、とても滑りやすくジュクジュク。
シューズのほうも、中はジュクジュク、外はドロドロとなった。
今回の参加者は、
亀オヤジさん、ryujiさん、じじさん、まもるくん、貝和さん、常松さん、森川くんと私の8名。
そして、移動エイドによるサポーターの和尚さん。
ほぼ最後尾から、6時に小浜商店街をスタート。
恐る恐る走り出す。
いきなり強い痛みが出たら即棄権しようと思っていた。
走り出してみて、走れないほどの痛みはないが、足の付け根に少し違和感がある。
でも、無理さえしなければ走り続けられる気がした。
今回の大会では、同行したメンバーと一緒に走ったのは、
スタートから最初のエイドである下根来までで、
下根来以降はゴールまで誰とも会わなかった。
エイドで止まっていると、雨のため体が冷えるので、早々に走り出す。
根来坂峠の上りで、ジョグノートで知り合ったよっさんさんにお会いする。
スタート地点では分からず、お会いできてよかった。
山道はとてもぬかるんでおり、滑りやすい。
滑るのを止めようと内股に力を入れると、
足の付け根に一瞬電気が走ったような痛みを感じる。
ますます慎重に山道を進んでいく。
根来峠を8時37分に通過して林道に出る。
雨の降る中を黙々と走る。
昨年はこのあたりから太陽が顔を出して暑くなってきたが、
今年は気候的にはとても走りやすい。
出来るだけ股関節周辺に負担がかからぬよう、
歩幅を広げずに重心の真下に着地するよう心掛ける。
百里小屋エイドできゅうりを頂く。普通のきゅうりだけど、なぜかおいしい。
昨年はこのエイドで長居をした記憶がある。
ここまで機嫌よく働いている故障箇所が、
休憩することにより体が冷えて痛み出すのが恐く、
このエイドものんびりせずに走り出す。
山本酒店のエイドを過ぎ、久多への三叉路を右折して上り坂の舗装路を走る。
今年はこの上り坂を歩かずに走りきることができた。
上りのほうが着地するときの衝撃が少なく、走りやすい。
久多のエイドの手前に、和尚さんの移動エイドを発見。
ここまでで約41.2キロ、経過時間は5時05分。
お腹が空いてきて、預けていた大福を食べアミノバイタルを飲む。
まもるくんは10時28分に到着して、ビールを飲んだそうだ。
さすがにビールは遠慮して、一息ついてオグロ坂峠を目指す。
ブナの森の中にある、オグロ坂の九十九折れは長くてしんどいが、
素晴らしいブナの新緑が目に眩しい。
なんとかオグロ坂峠に到着。
峠の湧き水で喉を潤して、八丁平を気分よく走る。
尾越への急な下り坂を慎重に下り、大原を通過して大見別れのエイドに到着する。
この頃には雨もやみ、暑くもなく寒くもない絶好のコンディションとなる。
大見別れのエイドでコーラを飲み、最後の峠である杉峠を目指す。
ここからの山道は、晴れていてもジュクジュクの山道である。
ここで大きな水溜りを越えようと、
飛び石のように置いてあるゴムタイヤの上に乗ったら、
ゴムタイヤがへこんで、
右のシューズのつま先から結び目ぐらいまで泥水に浸かってしまった。最悪。
ようやく鉄塔が見えてきた。もうすぐ杉峠だ。
杉峠に14時03分に到着。
杉峠のエイドではYOKKOさんが出迎えてくれた。
昨年はだし汁しか残っていなくて、
今年こそゲットするぞと思っていた豆腐そうめんを頂く。
ツルツルと喉越し爽やかにお腹の中に入っていく。
一杯では物足りず、おかわりもツルツルと、おいしい。
YOKKOさんに挨拶をして、鞍馬までの急な坂道を慎重に下る。
この坂道では何人もの人に抜かされてしまう。
くやしいがここで無理はできない。
鞍馬温泉に14時48分に到着。
なんとか完走が見えてきた。
市原のエイドでマーマレイドを乗せたパンとクラッカーを頂く。
ここのマーマレイドも楽しみの一つ。
市原のエイドを出て、鴨川の河川敷に降りる前に、後ろから
「やっと追いつきました」と、よっさんさんの声が。
「(去年のリベンジ達成ですね)すごいですやん!私は一杯一杯です」と答える。
いいペースで先に行かれた。
鴨川の河川敷に降りてからも一定のペースで止まらずに走り続ける。
ゴール前でまもるくんのエールを受けて、4時23分にゴール。
タイムは10時間23分。なんとかゴールまでたどり着けた。
ocさんも応援に駆けつけてくれた。
他のメンバーのゴールをビールを飲みながら応援する。
参加されたメンバーの皆さん、鯖街道お疲れ様でした。
by toshihi616 | 2007-05-21 22:01 | ウルトラマラソン | Trackback | Comments(20)
脚大丈夫でなによりでした。なんやかんや言っても好調じゃあないですか。
また行きましょうね。お世話になりました。
あのタイヤはあかんでしょう 私はタイヤはバスしましたよ それにしても走力の違いは改めて実感してさせられますが、私はスロータイプなので堪忍して下さい
覚悟!のスタート前だったんですね 無事で何よりです
でもそれであのタイムですか~ さすが!
今度は しまなみですね ゆっくり調整してください!
それから鯖の当日は子供達も居てすみませんでした
勝手に京都から日本海に向けて走るのだと思っていました。ゴールは出町柳なんですね。昔近くに住んでいたので懐かしいです。ふたばの豆餅をよく買って食べてました。(笑)
おつかれさまです。
しかし、すごいですねL(・o・)」オーッ
足の具合大丈夫ですか!?
『健康のために、走り過ぎに注意しましょう!』って
昔よく行ってたスポーツショップに貼ってたけど・・・。(* ̄m ̄)ぷっ
それにしても、凄いです~
お疲れ様でした!
杉峠のタイヤはパスされましたか。あそこで泥水に浸かり、少し切れてしまいました。あの泥沼のコースは何とかしてほしいです。昨日、風呂場でシューズを洗いましたが汚れが落ちませんわ。
堪忍するもなにも、気にしないでマイペースでいきましょう。
2週間後、しまなみでもよろしくお願いします。
ほんとにええ大会ですね。私は、根来坂峠からの林道沿いの風景が好きです。日本昔話に出てくるような日本の田舎という風景が。それと、オグロ坂から八丁平あたりのブナの森の緑が好きです。
こちらこそ、またどこかのレースで会えるといいですね。
次は、ハセツネですか!今年も多分出ると思います。
その時はよろしくお願いします。
1週間全く走れなかったので、走り出すまで不安でした。なんとか走れたので本当にホッとしました。
いつもならレース後も足がむくむことはないのですが、今回は足首あたりがむくんでなかなか元に戻りません。また、しばらく休養してしまなみに備えたいと思います。
この鯖街道、なかなか面白いですよ。トレイル好きのruiさんならきっと気に入ってもらえると思いますよ。
京都に住んでられたんですね。鴨川の河川敷はとてもいい感じで、散歩なんかには最高です。ふたばの豆餅って、おいしそうですね。一度食べてみたいです。
またまた、無理をしてしまいました。今は筋肉痛と足のむくみがなかなかとれません。2週間後にはしまなみが待っていますので、十分に休養して楽しみたいと思います。しまなみはエイドが充実しているようで、今から楽しみです。
なんとか大丈夫みたいです。1週間ていど走るのを止めて、十分に体調を戻してから、ジョギングを始めたいと思います。無理は禁物と思うのですが、それを判断するのはとても難しいです。次は2週間後のしまなみウルトラに参加してきます。また、応援お願いします。
最後まで一緒に走ってお目にかかりたかったですが,僕は途中ワープですみません。
でもゴールで元気な笑顔を見ることができたのでよかったです。
しまなみも楽しんできてください。
なんとかゴールできました。筋肉痛もだいぶマシになってきました。
こちらこそ、6月は楽しみです。よろしくお願いします。ゴール地点は変更になったようですよ。昔は商店街がゴールでした。
十分休養して、しまなみも完走して三連荘を締めくくりたいと思います。
でも、菰野RCのお仲間の方々のタイムは素晴らしいですね。特にNさんのタイムは励みになります。K先生も、サロマ、楽しんできてください!