雪の京都トレイル、とても走れません
2008年 03月 10日
京都1周トレイルコース、伏見から大原まで走った。
今年は雪が多く、しばらくトレイルランから遠ざかっていたが、
そろそろ寒さも緩んできて、久しぶりに山道を走りたくなってきた。
ただ、YOKKOさんのブログを読むと、六甲に残雪があり、
とても走れるコンディションではなさそうだ。
そこで、六甲山より標高の低い京都トレイルなら、何とかなるかなと思い、
京都の伏見から清水山、大文字山、比叡の山々を越えて、鞍馬までのコースを計画した。
でも、現実はそんなに甘くなかった。
当日は、とてもいい天気で、夜半から崩れるようだが、日中は大丈夫そう。
8時頃京阪の伏見稲荷駅に到着し、まずは伏見稲荷大社を目指す。
京都1周トレイル東山は、一昨年東山マウンテンマラソン(MM)で一度走ったことはあるが、
ひとりで走るのは初めてで、コースミスが少し心配。
京都観光協会発行の地図を片手に持って、そろそろとスタートする。
京都1周トレイルコースは、東山MMのコースと若干違うようで、
有名な連続する赤鳥居をくぐって上り、景色のいい四つ辻に到着した。
このあたりから参道を外れ、泉涌寺前を通過して今熊野の市街地に下っていく。
京都1周トレイルは、コース上に連番を付した道標がポイントポイントに設けられいる。
地図でその番号を確認しながら行動したが、オリエンテーリングのようで楽しめた。
その連番により現在地を正確につかむことができ、山道では全く不安はなかった。
ただ、市街地に入るとわかりにくい所もあり注意が必要だ。
国道1号線の下をくぐり、清水山の登山道に入る。
少し山の中に入ると、国道沿いの喧騒がうそのように静かになる。
清水山ピーク付近からの快適なトレイルコースをしばらく走ると、
将軍塚近くの駐車場に到着した。
将軍塚からのトレイルコースもいい感じで、ところどころ視界が開け、
京都の街並みを眺めてみると、平安神宮の大きな赤鳥居が見えた。
今日は、京都シティーハーフが開催されており、大会アナウンスが時折聞こえてくる。
コースは徐々に高度を下げて、三条通に出た。
三条通を東に走り、蹴上のインクラインを通過し、大文字山の登りとなる。
日向大神宮の前を過ぎ、本当にこのコースで合っているのか心配になるほどの急坂を登る。
まだまだ体力もあり、テンポ良く登っていくと、大文字山ピークへの分岐に出た。
京都1周トレイルコースは、ピークや火床には行かず、
谷筋を市街地に下るコースとなっている。
ここまできて、大文字の火床からの景色を見ない手はないと思い、
ここだけはルートを変更した。
分岐から直ぐに大文字山ピークに着いた。
見晴らしは火床のほうが良さそうなので、
休むことなく、ピークから稜線上のトレイルを快適に走る。
火床からの景色は素晴らしい。京都の街並みを一望できる。
京都シティーハーフのスタートは9時だから、
ocさんや青ちゃんは、そろそろラストスパートかな、がんばれ~!
大会本部のアナウンスが良く聞こえる。
大文字山から一気に下り、銀閣寺に到着、天気もいいので観光客も多い。
さすがに銀閣寺前の通りは、走るのを自重してゆっくりと歩く。
比叡山の登り口で少し迷うが、なんとか日本パブテスト病院の案内板を見つけルートに戻る。
いよいよ本日コースのメイン、比叡山の登りである。
このコース、とても気に入った。
登山口からある程度高度を稼ぐと、緩やかなアップダウンのトレイルが続く。
実に快適なトレイルコースである。距離もそこそこあり、このあたりが一番気分が良かった。
しばらく走っていると広場のようなところに出て、谷に向って一気に下りだす。
再び登り返して登るにつれ、白いものが徐々に目に入ってくる。
頂上付近に近づくとコース上にもしっかり雪が残っている。
残雪はある程度予想していたが、これほどとは・・・。
滑らないよう慎重に進む、少しでも油断すると滑ってしまう。
トレイルコースは比叡山のピークを通らずにピークの西側をトラバースするような感じで、
スキー場跡を通り、奥比叡ドライブウェイを越えて、延暦寺に続く。
コースは、ここより標高の高い横高山や水井山をまだ登らないといけない。
ケーブルかバスで下山しようかとも思ったが、まだまだ時間も十分あり、
ゆっくり行けば大丈夫だろうと、予定通り鞍馬に向けて歩き出す。
トレースはしっかりついており、コースを見失うことはなさそう。
ただ、比較的平坦なところはいいのだが、斜度が増すと足元がおぼつかない。
特に2つのピーク、横高山と水井山への登り下りは結構な急坂で、
ステップを切って足場をしっかりしないと滑り落ちそう。
トレランシューズを登山靴のように、つま先やかかとでキックステップしたのは初めて。やはり、くだりが不安で慎重に一歩一歩下っていく。
もう完全に登山です。比叡山の登りから全く走っていない。
風もなくいい天気なのがせめてもの救いだ。
なんとか、2つのピークを越えて、仰木峠にたどり着いた。
このあたりまで来ると、さすがに残雪も少なくなり、スリップの心配はなくなる。
大原の里(戸寺)まで、今までのうっぷんを晴らすかのように、やけに急な坂道を駆け下る。
計画通りに鞍馬まで行って露天風呂に入りたかった。
でも、大原の里に下りてきて、バス停を発見しビールを飲んだら、
再び走り出す気力が無くなってしまった。
今日はここまで。
雪道で少し緊張したが、今日もビールのおいしい一日だった。
今日の京都トレイルで35キロ、3月累計113.2キロ。
by toshihi616 | 2008-03-10 19:15 | トレイルラン | Trackback | Comments(22)
日曜の京都は天気も良く暖かかったですね。
それにしても比叡山はすごい雪でしたね。
下界とはぜんぜん違うものなのですね。
比叡山からの応援ありがとうございました!
電波が届いたようで、おかげさまで自己ベストのサブ100でした。
私も、ocさん、青ちゃんさん達の後ろの方を走っておりました。
お一人ですごいことをしておられたのですね。写真で見せていただくと綺麗な雪景色だな~と思うのですが、一人であの風景の中を走っておられたとは!!お疲れ様でしたm(_ _)m
でも,雪山をトレイルランとは,恐れ入りました。
こちらはまだ本調子からほど遠く,
焦らずぼちぼち進んでいきます。
まずは掛川で40km走れるかどうかですね。
京都トレイルコースは、比叡山の途中までは順調でしたが、頂上付近は想像以上の雪でした。京都はいいところですね。ほんとに見所一杯です。また京都トレイルを走りたいです。
野村さんのお住まいは、やはり京都なんですか?
ほんとにいい所ですね。街中から少し山に入れば、素晴らしい山道があり、羨ましいです。特に比叡山の登りのトレイルコースは気に入ってしまいました。今度は雪のないときに走りたいと思います。
比叡山の雪はびっくりしましたが、なかなかいいコースでしたよ。私の脚力でも結構走れるところが多く、さらに観光地めぐりのように見所もたくさんあります。桜の季節に走れれば最高ですね。
ある程度覚悟はしていましたが、これほど積もっているとは思いませんでした。雪がなければ稜線上の素晴らしいトレイルコースだけに、今度は雪のないときに走りたいと思います。
高野詣ラン、レポート期待しています。
雪道のトレイルランは予想外でした。滑って腰を打ったらどうしようとビビりながら登山していました。
坐骨神経痛で本調子でないんですね、無理せず体調を上げていってください。
あの山道はとてもじゃないですが走れなかったです。それまでは天気もよくいい感じでトレイルランを楽しんでいたんですが。
千歳は雪も多く大変だと思いますが、萩に向けて調子を上げていってください!
以前に嵐山から鞍馬まで行きましたが、あれよりも高低差があって、市街地も走るという感じです。蹴上や銀閣寺のあたりは桜の季節に行くと最高だと思います。行く価値は十分ありますよ。
やっぱり京都はいいですね。いたるところに見所があって。ゆっくりと観光を兼ねて走るのもいいかもしれません。マーサーさんも一度、京都トレイルランされたらどうですか?
住まいは、京都市中京区です。我が家の屋上から比叡山を毎日見ています。現在は閉鎖されている比叡山スキー場へは、よく通いました。しかし、あのような素晴らしい!?風景の比叡山を走った(歩いた)事はありません。ホントすごいですね!!
やっぱりあれはスキー場だったんですね。スキー場らしき斜面なんですがリフトはないし。
でも、蹴上の桜は枝がバーンと張っていて、あの枝に桜があれば素晴らしい眺めだろうなと思いました。京都は桜の名所も多いですね。
確かに京都は遠いですが、時間をかけて行く価値は十分にあります。それに大学が京都だったので思い入れがあります。京都はいいところです。
故障ですか、今恐いのはぎっくり腰と膝痛です。なんとか萩のスタートラインに立つまでおとなしくしていてくれるといいのでが。