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第12回鯖街道ウルトラマラソン


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〈雨に煙るオグロ坂峠、小さな祠にはお地蔵さんが祀られていました〉

鯖街道ウルトラを走ってきた。

コースは日本海の小浜から、大きな峠を三つ越して、
京都の出町柳まで、昔の鯖街道76キロを走り抜ける。
当日の天候は、晴れの予報にもかかわらず、
昨日からの雨がなかなか上がってくれない。
結局、昼頃まで降り続いた。

走りやすさからいくと、暑さに悩まされることがないため、
いいコンディションといえる。
でも、山道のコンディションは当然悪く、とても滑りやすくジュクジュク。
シューズのほうも、中はジュクジュク、外はドロドロとなった。

今回の参加者は、
亀オヤジさん、ryujiさん、じじさん、まもるくん、貝和さん、常松さん、森川くんと私の8名。
そして、移動エイドによるサポーターの和尚さん。
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     〈スタート風景、ほぼ最後尾からスタート〉

ほぼ最後尾から、6時に小浜商店街をスタート。
恐る恐る走り出す。
いきなり強い痛みが出たら即棄権しようと思っていた。
走り出してみて、走れないほどの痛みはないが、足の付け根に少し違和感がある。
でも、無理さえしなければ走り続けられる気がした。

今回の大会では、同行したメンバーと一緒に走ったのは、
スタートから最初のエイドである下根来までで、
下根来以降はゴールまで誰とも会わなかった。
エイドで止まっていると、雨のため体が冷えるので、早々に走り出す。

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     〈遠敷川沿いに根来坂峠を目指す〉

根来坂峠の上りで、ジョグノートで知り合ったよっさんさんにお会いする。
スタート地点では分からず、お会いできてよかった。
山道はとてもぬかるんでおり、滑りやすい。
滑るのを止めようと内股に力を入れると、
足の付け根に一瞬電気が走ったような痛みを感じる。
ますます慎重に山道を進んでいく。

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     〈上根来のエイド〉

根来峠を8時37分に通過して林道に出る。
雨の降る中を黙々と走る。
昨年はこのあたりから太陽が顔を出して暑くなってきたが、
今年は気候的にはとても走りやすい。
出来るだけ股関節周辺に負担がかからぬよう、
歩幅を広げずに重心の真下に着地するよう心掛ける。

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     〈百里小屋のエイド、なぜかきゅうりが美味しかった〉

百里小屋エイドできゅうりを頂く。普通のきゅうりだけど、なぜかおいしい。
昨年はこのエイドで長居をした記憶がある。
ここまで機嫌よく働いている故障箇所が、
休憩することにより体が冷えて痛み出すのが恐く、
このエイドものんびりせずに走り出す。

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     〈山本酒店のエイド、自販機もあります〉

山本酒店のエイドを過ぎ、久多への三叉路を右折して上り坂の舗装路を走る。
今年はこの上り坂を歩かずに走りきることができた。
上りのほうが着地するときの衝撃が少なく、走りやすい。

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     〈久多にて、サポートの和尚さんとまもるくんのジュニア達〉

久多のエイドの手前に、和尚さんの移動エイドを発見。
ここまでで約41.2キロ、経過時間は5時05分。
お腹が空いてきて、預けていた大福を食べアミノバイタルを飲む。
まもるくんは10時28分に到着して、ビールを飲んだそうだ。
さすがにビールは遠慮して、一息ついてオグロ坂峠を目指す。

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     〈八丁平からの景色、あの山は峰床山か?〉

ブナの森の中にある、オグロ坂の九十九折れは長くてしんどいが、
素晴らしいブナの新緑が目に眩しい。
なんとかオグロ坂峠に到着。
峠の湧き水で喉を潤して、八丁平を気分よく走る。
尾越への急な下り坂を慎重に下り、大原を通過して大見別れのエイドに到着する。
この頃には雨もやみ、暑くもなく寒くもない絶好のコンディションとなる。

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     〈大見別れのエイド、コーラがおいしかった〉

大見別れのエイドでコーラを飲み、最後の峠である杉峠を目指す。
ここからの山道は、晴れていてもジュクジュクの山道である。
ここで大きな水溜りを越えようと、
飛び石のように置いてあるゴムタイヤの上に乗ったら、
ゴムタイヤがへこんで、
右のシューズのつま先から結び目ぐらいまで泥水に浸かってしまった。最悪。
ようやく鉄塔が見えてきた。もうすぐ杉峠だ。

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     〈杉峠のエイド、赤いカップに美味しい豆腐そうめんがあります〉
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     〈同じく杉峠のエイド、YOKKOさん、ありがとうございました〉

杉峠に14時03分に到着。
杉峠のエイドではYOKKOさんが出迎えてくれた。
昨年はだし汁しか残っていなくて、
今年こそゲットするぞと思っていた豆腐そうめんを頂く。
ツルツルと喉越し爽やかにお腹の中に入っていく。
一杯では物足りず、おかわりもツルツルと、おいしい。

YOKKOさんに挨拶をして、鞍馬までの急な坂道を慎重に下る。
この坂道では何人もの人に抜かされてしまう。
くやしいがここで無理はできない。
鞍馬温泉に14時48分に到着。
なんとか完走が見えてきた。

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     〈鞍馬寺の前を通ります〉

市原のエイドでマーマレイドを乗せたパンとクラッカーを頂く。
ここのマーマレイドも楽しみの一つ。
市原のエイドを出て、鴨川の河川敷に降りる前に、後ろから
「やっと追いつきました」と、よっさんさんの声が。
「(去年のリベンジ達成ですね)すごいですやん!私は一杯一杯です」と答える。
いいペースで先に行かれた。

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     〈出町柳のゴール、今回からUターン後にゴール〉

鴨川の河川敷に降りてからも一定のペースで止まらずに走り続ける。
ゴール前でまもるくんのエールを受けて、4時23分にゴール。
タイムは10時間23分。なんとかゴールまでたどり着けた。
ocさんも応援に駆けつけてくれた。
他のメンバーのゴールをビールを飲みながら応援する。

参加されたメンバーの皆さん、鯖街道お疲れ様でした。

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     〈本日参加のメンバー全員で記念写真、皆さんお疲れ様です〉
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by toshihi616 | 2007-05-21 22:01 | ウルトラマラソン | Trackback | Comments(20)

第19回萩往還マラニック140K ③(FINAL)

6.東光寺~佐々並(120キロ)

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     〈萩有料道路休憩所のエイド、歩きの部の人達が多くなる〉

東光寺を出発して、ややこしい萩市内をなんとかクリアして、
萩有料道路の休憩所に、12時10分頃到着する。
このあたりから、歩きの部の人達や、70キロランニングの部の人達と、
出会うことが多くなり、
そのエールの交換のたびに走る力がわいてくる。

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     〈再び通る萩往還道は、素晴らしいトレイルコースだった〉

天候は清々しいほどの晴マークで、
再び通る萩往還道は、新緑の映える素晴らしいトレイルコースだった。
体調は、カレーとビールとエールのおかげで回復し、
上り坂でもどんどんピッチが上がっていく。

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     〈ryujiさんも頑張っている〉

明木市のエイドに、12時50分頃到着したが、
ここでじじさんが、
「いまの区間で15分余裕ができました」とのこと。
すごい、この人は人間ナビゲーターか!
東光寺での完踏できる宣言を、半信半疑で聞いていたが、
この発言で、じじさんを全面的に信用してしまう。

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     〈延々と続きそうな一升谷の上り坂〉

明木市のエイドから、一升谷の長い上り坂を黙々と登り、
佐々並のエイドに、14時50分頃到着した。
ゴールまであと15キロ、残り時間3時間10分。
スタッフの人も、十分完踏できますよと励ましてくれる。
一時は完全にリタイアムードだったのに、
もうひと頑張りで完踏できそうだ。

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     〈佐々並のエイド、少し余裕も出てきた〉

7.佐々並~ゴールの瑠璃光寺(134.4キロ)

佐々並を出発して、坂堂峠までの長い上り坂をなんとか登り切る。
途中、美味しい草餅のあるエイドがあったが、
この長い坂道を、一気に登りたかったので、
エイドに立ち寄ることなく、登り続けた。
あとでryujiさんに聞くと、草餅が美味しかったようで、少し後悔した。

坂堂峠から最後の石畳を下り、山口市街に入る。
瑠璃光寺の五重ノ塔がチラッと見える。
すでにゴールした人達の声援を受けて、17時40分頃にゴールできた。
ryujiさん、じじさんとガッチリ握手して、お互いの健闘をたたえあった。
初リタイアを本気で覚悟しただけに、このゴールはryujiさんとじじさんに感謝したい。
一人で走っていたら、萩城跡のCPでリタイアしていたと思う。

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最後に、この大会のスタッフの皆さん、道中エールを交換し合ったランナーの皆さん、
どうもありがとうございました。

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by toshihi616 | 2007-05-06 11:41 | ウルトラマラソン | Trackback(1) | Comments(20)

第19回萩往還マラニック140K ②

4.山口福祉センター~萩城跡(79.1キロ)

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     〈佐々並のエイド、レモンの輪切りが美味しかった〉

福祉センターから出ると肌寒く、
ウインドブレーカーを着用して、走り始める。
一の坂ダムを過ぎて、いよいよ萩往還道の石畳を登って行く。
長い登りを終えて、このコースの最高地点坂堂峠(標高560m)にたどり着く。

この峠から国道沿いを、どこまでも下って行く。
その坂の途中に、コース案内にない私設のエイドがあった。
深夜にもかかわらず、おばあさんが一人で世話をしていた。
暖かいお茶がとても美味しかった。

その私設エイドからも、どんどん下り、
ようやく佐々並のエイドに、深夜2時50分頃に到着した。
この頃から、頭痛の前兆のようないやな気分を感じる。
頭痛がひどくなってはまずいと思い、
このエイドで「バッファリン」を飲む。
「ガスター10」同様、初めて頭痛薬を携行したが、胃薬、頭痛薬と飲み、
ピルケースには、あと「正露丸」だけが残るのみとなった。
それと、「エアーサロンパス」はエイドごとにお世話になった。

ここ佐々並のエイドは充実しており、レモンの輪切りと梅干を頂く。
レモンの輪切りはシロップがかかっており、疲れた体を癒してくれた。
あとバナナを無理やり胃の中に押し込める。

佐々並のエイドを出発して、これでもかという石畳のアップダウンを繰り返し、
ほんとに延々と続く一升谷を下りに下って、
4時50分頃に明木市のエイドに到着する。
この頃から、山の端がその輪郭を徐々に表し、
夜明けの近いことを教えてくれる。

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     〈明木市のエイド、完踏は無理っぽいという会話がちらほらと聞こえる〉

うんざりするほどのアップダウンを繰り返し、
萩有料道路の休憩所を、5時30分頃に通過する。
この休憩所で71キロと、全工程のほぼ半分となる。
経過時間が11時30分ほどと、後半の疲れを考慮すると、
完踏にはギリギリのタイムとなってきた。

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     〈勤皇の志士の銅像、彼らも萩往還道を歩いたんだろうな〉

5.萩城跡~東光寺(99.7キロ)

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     〈萩城跡のCP,あきらめムードが漂っている〉

萩城跡のCPに、6時50分頃到着した。
あらかじめ預けていた荷物を受け取り、
長袖シャツからTシャツに着替えた。
食欲はあまりないが、大福を水とともに飲み込む。

周りを見渡すと、すでに一部のテントの撤収が始まっている。
完踏は無理だから、行ける所まで行こうという会話も聞こえてくる。
我々三人にも、あきらめムードが漂い始める。
睡魔も襲ってきて、次のCPである笠山の頂上で大休止しようという事になる。

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     〈笠山CPへ向う途中、 by ryujiさん〉

笠山のCPにむかう途中、
すでにチェックを終えて折り返してくるランナーさん達とすれ違うが、
半分以上、リタイアモードの我々には、
エールの交換も、もうひとつ力が入らない。

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     〈笠山のCP,看板以外なんにもない、逆にこれが良かった〉

なんとか、笠山のCPに8時40分頃到着する。
そこには、CPの案内板があるだけで、
スタッフの方もおらず、当然エイドもない寂しいところだった。
大休止するには寂し過ぎるので、
予定を変更して、次のCPである虎ヶ崎の「椿の館食堂」まで行こうという事になる。
もし、ここにエイドがあれば、三人とも寝ていたかも・・・。

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     〈笠山から日本海を望む〉

虎ヶ崎の食堂でカレーを注文する。
カレーはやはり刺激的で大いに食欲をそそる。
ついでに、ビールも注文して乾杯する。やっぱりビールは美味しいな~。

次のCPの東光寺まで行くと、走行距離が99.7キロとなる。
ここまで来たら、せめて100キロは走りたい。
最終CPの東光寺まで行って、リタイアするかどうか結論を出そうという事になる。
体調のほうは、カレーとビールが効いてきたのか、
キックする脚にも力が入りだしてきた。
東光寺に11時前に到着する。

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     〈最終CPの東光寺山門、ここでじじさんの頭がフル回転する〉

このCPで、じじさんの頭がフル回転しだす。
ゴールまで35キロ、残り7時間あれば、
歩きを交えた走りでも、制限時間の10分前にゴールできると!
10分前という具体的な数字に、ryujiさんも私も素直に従い、
リタイアすることなく、再び走り出した。
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by toshihi616 | 2007-05-06 10:38 | ウルトラマラソン | Trackback | Comments(0)

第19回萩往還マラニック140K ①

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〈スタート・ゴールの瑠璃光寺〉

萩往還マラニックに参加してきた。

1.スタート前

昨年9月の丹後ウルトラで完走できたら、
萩往還に参加しようと思っていた。
早々にエントリーしたため、送られてきたゼッケン番号は、
「B-4」と、招待選手のようで、少し気分がいい。

今大会の目標は完踏あるのみで、
早く走ろうとか、何時間以内にたどり着こうとかという
考えは全く頭にない。

距離は確かに140キロと長いが、
制限時間は24時間とたっぷりあるので、
なんとかなるという甘い考えがあったのも事実で、
現実はそんなに甘くなかったのも事実であった。

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     〈スタート前のじじさんとryujiさん〉

大会当日、新幹線を利用して山口へとむかう。
新山口駅で、ryujiさんとじじさんにお会いして、
一緒にスタート地点である瑠璃光寺にむかう。

天候は、大会中の3、4日と晴の予報だが、
やや雲が多く晴天とはいかない。
満点の星空を期待していたが、
ちょっと無理っぽい感じだ。

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     〈萩往還公式WebSite より〉

2.スタート地点~英雲荘(22.4キロ)

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     〈瑠璃光寺、スタート前〉

スタート時間が近づいてきて、選手控えのある洞春寺から瑠璃光寺に移動する。
スタート前、ジョグノートで知りあいになった
vase jauneさんにお会いして、エールを交換する。

小野会長の「エイエイオー」の掛け声とともに、
18時10分頃(タイムを掲げていますが、押し忘れ等ありかなりアバウトです)にスタート。
まずは南下して防府市の英雲荘を目指す。

ryujiさん、じじさんと一緒に走らせてもらう。
結局、最後までこのパーティで走りきることとなる。
三人揃って国道沿いのコースを走っていると、
練習会で地元の大阪や奈良を走っている気分だ。

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     〈しゃもじエイド到着、あたりはすでに真っ暗です〉

1時間半ほどで最初のエイド「しゃもじ食堂」に到着、おにぎりとお茶を頂く。
ここまで14キロで、じじさんがトップでそのペースに合わせて走るが、
なんかついて行くのが精一杯で、この先どうなるのやら。
エイドを出て鯖山峠を越えると、下のほうに防府市の街の灯りが見える。

防府をスタート地点とする60キロウォークの人達とすれ違う。
お互いにエールを掛け合い励ましあいながらゴールを目指す。
この大会、ランの250キロ、140キロ、70キロ、35キロ、
ウォークの60キロ、35キロと、様々なクラスのレースが同時に行われており、
コース上ですれ違ったり並走したりする。
このエールの交換で、後半大いに力をもらうことになる。

3.英雲荘~山口福祉センター(43.4キロ)

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     〈CP英雲荘、ここで折り返し再び北上〉

折り返し地点の英雲荘には20時50分頃に到着。
ここの折り返しぐらいから、股関節あたりが痛くなり始める。
大阪府チャレンジ登山以後、なかなか痛みがとれず、
大会前には治ったと思ったが、完全には治ってはいなかった。

トップを走るじじさんについて行くのがやっとの状態で、
しゃもじエイドを過ぎてからは、三人の間隔が大きく開いてしまう。
なんとか、三人揃って山口福祉センター内のエイドに23時50分頃到着する。
ここまで5時間40分ほどかかっており、時間内完踏がきわどいペースになってきた。

このエイドでは、おにぎりと味噌汁を頂けるが、
少し気分が悪く食欲がわいてこない。
大会中にこんな気分になるのは初めてだ。
この先、食欲がなくなるのはちょっとまずいと思い、
「ガスター10」を飲んでみる。
今回初めて胃腸薬を持参したが、服用後、胃の辺りが少しスーとして、
薬を持ってきて良かったと思った。

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     〈福祉センター内の休憩所、仮眠もできそう〉
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by toshihi616 | 2007-05-06 07:24 | ウルトラマラソン | Trackback | Comments(2)

2006丹後100キロウルトラマラソン④(Final)

6.碇高原牧場から丹後庁舎(87.9キロ)まで

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     〈碇高原を下り、日本海沿いの国道から〉

碇高原牧場のエイドでも、マッサージのブースがあったので、
ふくらはぎのマッサージをお願いする。
ここからは、一気に5キロほど下り海岸沿いの国道まで出るコース。
そして、エイドを出てしばらく走ると、
ミカンさんの後姿が見えるではないか。
まさか、追いつけるとは思わなかったので、我が目を疑った。
膝の調子が悪そうで、先に行かせてもらう。

幸いにも、一番心配していた左膝には、特に痛みはない。
ひょっとしたら、新しいインソールの効果なのかな。
下り坂を久々のキロ6分のペースで下り、日本海沿いの国道に出る。
久しぶりにランニングのレースに参加しているという感じ。

このあたりから、天候が急変して時おり強い雨が降り出す。
天候が好ければ絶好のビューポイントの連続なのに残念。
悪天と関門の時間が気になり、デジカメの出番がなくなる。
そして、この海岸沿いのコースもいやらしくアップダウンしている。

歩きと走りを交えながら、第4関門の丹後庁舎(87.9キロ地点)に到着。
時刻は4時8分、関門時間は4時38分なので、30分の余裕がある。
エイドでぜんざいと温かいスープを頂いて、ここでもマッサージを受ける。
中学生の威勢のいいエールを受けて、12キロ先のゴールを目指す。

7.丹後庁舎からゴールのアミティ丹後(100キロ)まで

この区間のタイムはキロ9~10分と、
気持ち走っている程度でほとんど歩きとなる。
時々、立ち止まって屈伸を行うが、その屈伸が満足にできない。
膝を曲げて伸ばすのだが、体を持ち上げるのに苦痛で顔が歪む。

確かゴールまで3キロぐらいのところで、
「かねやんさ~ん」
という聞き慣れた呼びかけ。
しかも、しっかりランニングされている。さすが。
おもわず、
「おお、ミカンさん、元気そうじゃないですか!」
ゴールまで並走したいところだが、私の太ももはイッテシマッテイマス

網野町の街中に入って、応援が多くなってくる。
ゴールまであと少しのところで、三木RCの人達の応援を受ける。
Kさんが並走しようと、コース上で待ってくれている。
今まで歩いていたが、体が自然とジョギングしている。
Kさんに最後のコーナーまで並走してもらう。
コーナーを曲がりゴール前の花道を走る。
月並みな表現だが、ふわふわと雲の上を行くような気持ち。
太ももや足の裏の痛みは記憶にない。
両手を力一杯差し上げ、ゴールテープを切った。
達成感で一瞬、頭が真っ白になった。

最後に、
 ミカンさん、
   三木RCのみなさん、
     大会関係者のみなさん、
       応援してくださったみなさん、
  本当にありがとうございました。

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     〈応援してくれた三木RCのメンバー、ちなみにKさんは真ん中です〉
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by toshihi616 | 2006-09-20 21:11 | ウルトラマラソン | Trackback | Comments(10)

2006丹後100キロウルトラマラソン③

4.久美浜臨海学校から弥栄庁舎(55.9キロ)まで
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     〈九竜峠のエイド〉

第一関門通過後、一度別れたミカンさんが追いついてきた。
ミカンさんのペースが速そうなので先に行ってもらう。
もう二度と後姿を見ることはないと思ったが、
その後、何回となく追いついては追いつかれることを繰り返した。
そして、コースは平坦なコースからからアップダウンのあるコースに変わる。
再び九竜峠を越えなければならない。

途中、コース沿いの民家から、
はたおり機の音が聞こえた。
その後も何度かその音を聞いたが、
今まさに、丹後ちりめんの産地を走っているということを実感した。

そして、九竜峠の上りくらいから、じわじわと太ももの疲労感と、
左の足裏の痛みを感じるようになる。
新しく購入したインソールの硬さが気になりだす。
大会直前にインソールを交換して、
ぶっつけ本番で使用したのは、やはり無謀だったかと後悔する。
とうとう、九竜峠の上りで歩きが入ってしまう。
なんとか、九竜峠(39.3キロ地点)に到着。
ストレッチして、再び走り出す。
次のエイドである浅茂川漁港まで、下りばかりだといいのだが、
そんな柔なコースではなく、やはりアップダウンを繰り返す。

ふと、前方の上り坂を見ると、
坂道を歩いているミカンさんの後姿が見えるではないか。
再び追いついた。
ひざの調子が悪いのか、お先にどうぞと促される。

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     〈浅茂川漁港のエイド、温かいうどんを頂く〉

ようやく、浅茂川漁港(44.6キロ地点)のエイドに到着。
ここで、温かいうどんを頂く。
マッサージのブースもあり、ふくらはぎのマッサージをお願いする。
本当は太もものマッサージをしてほしかったが、
セミロングのスポーツタイツを穿いていたのであきらめる。
マッサージはとても気持ちよく、ふくらはぎの張りが取れて、
少し体が軽くなった。

スタートしてから約5時間、スタート地点の網野町に戻ってきた。
スタート時には真っ暗だった商店街を再び走る。
沿道から温かい応援を受ける。
この応援を受けて、元気に走り抜けたいところだが、
このあたりから天候が回復してきて、日差しが強くなりだす。
あじわいの郷(51.6キロ地点)のエイドで、頭から水をかけてもらう。
大会中に、頭から水をかけてもらったのは初めてだが、実に気持ちがいい。
その後のエイドには、必ず大きな水桶とヒシャクが置いてある。
それからは、エイドに到着するごとに、まずはヒシャクで水を3杯かぶり続けた。

脚の方は既に悲鳴を上げており、相変わらず足の裏は痛い。
このあたりでは、キロ8分までペースが落ちる。
なんとか、第2関門の弥栄庁舎(55.9キロ地点)に到着。
新しいランシャツに着替えて、
このコースのメイン、碇高原の上りに取り掛かる。

5.弥栄庁舎から碇高原牧場(73.3キロ地点)まで

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     〈碇高原への道、いやらしい上りが続く〉

天候は、青空が広がって気温もどんどん上昇する。
碇高原牧場まで距離にして20キロ弱。
その上り坂も、急な登山道のように全く走れないような上りではない。
ランナーの気力を試すような、いやらしい上りだ。
ここの上りは、ほとんど歩きが入ってしまい、
キロ10分を軽く超えてしまいそうなスローペース。
まだ、60キロを超えたぐらいで、このあと40キロもあるのかと思うと、
「リタイア」の文字がちらつき始める。

少しでも足の裏の痛みを紛らすため、
少しきつめに靴の紐を締める。
足首から下が、しっかり固定された感じで、
少し気分がプラスに働く。

長い坂道を、歩きながら上っていると、後ろから声がする。
「かねやんさ~ん!」
なんと、ミカンさんの声ではないか。
そして、このときのミカンさんの一言が、
「リタイア」モードを払いのけてくれた。
「ここを我慢して碇高原にたどり着いたら、
残りのコースをキロ9分のペースでも時間内完走できますよ」

ミカンさんとは、ペースが違うので先に行ってもらう。
これが本当に最後のランデブーと思った。

歩きながら何度も時間を計算するが、なるほど完走できるかなと。
キロ9分ということは、半分以上歩きが入ってもOKではないか。

エイドでの水かぶりだけを楽しみに、ひたすら坂道を上る。
ようやく、第3関門の碇高原牧場(73.7キロ地点)に到着。
時刻は、2時11分。関門時間は2時40分。

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     〈碇高原牧場、ようやくたどり着く〉
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by toshihi616 | 2006-09-19 22:23 | ウルトラマラソン | Trackback | Comments(2)

2006丹後100キロウルトラマラソン②

1.スタート前夜

大会前日、電車にて網野に入る。
受付会場で、三木ランニングクラブのメンバーと出会う。
今年は私を除いて2名だけで、
そのうちの一人Kさんは、第1回大会からの常連で、
8時間台の記録を持つランナーです。
全く異次元の人たちです。
一緒に近くの中華料理店で、夕食を食べた。
色々とウルトラの魅力や、コースの情報などをお聞きする。
Kさん曰く、
「ウルトラでは時間は関係ない、完走に意味がある」
とのこと。
とにかく完走だけが目標で、レベルが低いかなと引け目を感じていたが、
そのことが全てだといわれ、完走することがとても意義あることだと、
改めて思い知らされた。
そのほかにも、スタート直後は足元が暗く慎重に走ることなど、
色々とためになるアドバイスを受けた。
料理屋のテレビで明日の天気予報が放送されている。
台風13号の動きが気になる。

2.スタートから久美浜SANKAIKAN(16.5キロ)まで

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     〈スタート前の体育館、スタートまで50分以上あるため人影もまばら〉

今日の起床は2時半。
携帯で目覚ましをセットしたが、それだけでは不安で、
家内にモーニングコールをお願いする。
時間通りに起きれたが、2時間ぐらいしか寝れなかった。
会場には4時前に着いた。
会場に着いたときは雨は降っていなかったが、
スタート直前からパラパラと降り出す。
ゲストの坂本さん(24時間テレビマラソントレーナー)の音頭で、
「エイエイオー」を三唱して、いよいよスタート。
100キロという未知の世界のはじまり。

雨で月明かりもなく、商店街を抜けると、本当に暗い。
足元を注意せよといわれても、足元さえ見えない。
後ろのランナーが水たまりにはまったとぼやいている。
最初の上りである九竜峠を越える。
ようやく、曇り空ながら明るくなってきた。
順調に走り続けるが、九竜峠の下りは思った以上に長い。
再びこの坂を上ることを思うと少し憂鬱になる。

3.SANKAIKANから久美浜臨海学校(30.0キロ)まで

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     〈SANKAIKANのエイド、ここでミカンさんと出会う〉

順調な滑り出し。
そして、色々なフルーツのある
「久美浜SANKAIKAN」のエイドに到着。
ここでミカンさんにお会いする。
ここから10キロほど色々と話をしながら並走する。
話に夢中になり、キロ6分弱のなかなかのペースに。
少しペースが速いかなと思うが、
体は気持ちよさそうだし、まあいいかと走り続ける。
思えば、このあたりで貯金を作ったのがよかったのかなとも思う。
ミカンさんも、調子がよさそうで、
景色のいい久美浜湾を眺めながら快調に並走する。
その後、トイレ休憩でミカンさんと別れる。
天候は雨もやみ、曇り空、気温も高くない。
平坦な道のりを第一関門の久美浜臨海学校(30.0キロ地点)までいい気分で走る。
足底筋の痛みもなく、快調そのものです。
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by toshihi616 | 2006-09-18 23:22 | ウルトラマラソン | Trackback | Comments(0)

2006丹後100キロウルトラマラソン①

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2006丹後100キロウルトラに参加してきた。
レースの結果は、13時間37分22秒で時間内に完走できた。
初めての100キロなので、ラップタイム表を作成した。
この表を作成していて、碇高原への上りの辛さを改めて思い出した。
そして、ゴールの瞬間も。
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by toshihi616 | 2006-09-18 18:05 | ウルトラマラソン | Trackback | Comments(8)

ウルトラマラソンの魅力

 先週の土曜日に「しまなみ」が開催され、ブログなどにその完走記が書かれています。実際に走った人もその大会を楽しんでいるし、読む方も素直な気持ちで完走を喜んだり、リタイヤを残念がったりしています。
 私はまだ100キロのウルトラマラソンには参加したことがなく、あまり偉そうなことはいえませんが、その魅力のひとつに、少しでもタイムを縮めてやろうとか、あの人よりは早くゴールしようとかいう意識が、二の次になっていることがあると思います(トップランナーはまた別かもしれませんが)。先月、鯖街道を走ったときに、同じようなペースの女性ランナーと、ちょっとしたきっかけから、並走しながらいろいろと話をすることができました。そのとき、ウルトラマラソンって、なんとなくいいな~と思いました。ハーフやフルの大会では、まず考えられませんよね。

 鯖街道で出会った女性については、後日談があります。なんとその女性ランナーのことが「ランナーズ」に掲載されていたのです。女性単独で初の日本一周をしたランナーとして。萩往還を走ったとは言われていましたが、日本一周のことは全く話題に上りませんでした。とても謙虚な人でした。

今日もいつもの10キロコースを走る。月間累計、58キロ。
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by toshihi616 | 2006-06-06 22:11 | ウルトラマラソン | Trackback | Comments(0)