播磨アルプスを走ってきました。
三木RCの福ちゃんさんからトレランしませんかとお誘いを受けた。
主催者は同じクラブのⅠ川さんで、場所は播磨アルプスの縦走路。
播磨アルプスというのを初めて聞いたが、
地理的には加古川の西に位置する連山で、最高峰は高御位山の304m。
距離にすると20キロくらい。
標高といい距離といい、走る前はちょっとなめていました。
8時にJR宝殿駅に集合して、Ⅰ川さんの車でスタート地点の運動公園まで。
ゴールもこの運動公園で、ロードも含めてグルリと1周するようなコース。
最初の登りでI川さんはしっかり走られている。
さすが富士登山レースの完走者。
当たり前の話だが、上り坂を走って登るとしんどい。
六甲縦走路だと距離が長いので上り坂はまず走らない、普通は早歩き。
最初のピーク竜山に到着、標高は100メートルに満たないが、
瀬戸内海方面の眺望は最高。
しばらくいくと右手が切り立ったスリル満点のコースを通る。
右手は石切り場でその規模は半端ではない。
Ⅰ川さんの話ではこのあたりは昔からの石切り場で、
ここで切り出した岩を遠く奈良の都まで運んだようだ。
次の山は日笠山で、桜が多く景色もいいので絶好の花見スポットだ。
ここの登りも歩くことなく走り続ける。
まだ、序盤なのでついていけるがこの調子で最後まで走れるか不安になる。
一度市街地に下りてJR曽根駅近くを通る。
登山では、この曽根駅をスタートして播磨アルプスを馬蹄形に縦走して、
JR宝殿駅をゴールにするのが一般的らしい。
2号線沿いのコンビニで休憩して、播磨アルプスのメインルートに差し掛かる。
いきなりの急坂で、一人なら迷わずに歩くところを、Ⅰ川さんは歩かない。
この辺りから岩肌がゴツゴツしてくる。
今日は天気がいいので気にならないが、雨でも降ろうものなら、
とても滑りやすい危険なコースになるだろう。
大げさな印象としては、巨大は岩山を登っているような感じ。
さすがのⅠ川さんも早歩きとなるが、その歩きも一歩一歩の歩幅が広く、
遅れずについていくのが精一杯。このコース、ハード過ぎます。
でも、このコースのお勧めポイントは、周囲の眺望が素晴らしいところ。
急激に高度を稼ぐので、まるで飛行機で離陸直後の景色を見ているよう。
岩山で木々もそれほど密生しておらず、風通しもいい。
今日は天気もよく絶好の登山日和で、登山を楽しむ人も多い。
彼らも急な坂でしんどいのか、我々が接近してくるのを感じると、
直ぐに立ち止まって道を譲ってくれる。
立ち止まられて、「マイペースでいきますから、お気遣いなく」とも言えず、
出来るだけ呼吸を乱さずにかたわらを走り抜ける。
1回目は走りきれたが、2回3回となるとインターバルダッシュをしているようで、
体に悪いよ~!
Ⅰ川さんから、ここからは迷うことはないのでフリーでどうぞと。
福ちゃんさんが、いいペースで駆け上がる。
岩から岩へと飛んだ~。
あっという間に見えなくなった。
福ちゃんさん、調子良さそうですやん!
このコースの最高峰、高御位山山頂に到着。
高所恐怖症の人には絶対にお勧めできない、恐いほどの高度感。
大事な部分がキューッと縮み上がる。
この山が標高304メートルとはとても思えない。
この高度感、実際に頂上に立ってみないと分かりませんよ。
ぜひ一度、登ってみてください!
頂上でバナナ休憩後、再びの尾根筋を快適に走り抜ける。
さすがに、頂上直下の急坂は少し腰が引けたが、
トラブコのグリップ力でなんとか切り抜けた。
縦走路を走り抜けて、市街地をスタート地点の運動公園まで、
途中で石の宝殿を見学して、無事ゴールできた。
スリル満点の眺望と、ハードなトレランで満足度はとても高い。
その後は、Ⅰ川さんの車でスーパー銭湯へ。
汗を流して、お決まりのビールで乾杯。
Ⅰ川さんごめんなさい、遠慮なくビールいただきます。
眺望の素晴らしいコースを案内していただいてありがとうございました。
また、新しいトレランコースをゲットしました。