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日本山岳耐久レース②

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     〈コース図、クリックすると大きくなりますよ〉

4.第2CPから第3CP(長尾平、58キロ地点)

第2CPでは、既に半分以上走行して、折り返しに入っているのだが、
気分的には、「まだ半分しか走っていない」である。
そして、ヘッドライトの光量が落ちてきて、
地面の状況が把握しづらい。
予備の電池を使い切るので、少し不安だったが、
あと5時間ほどで夜も明けるので、電池を交換する。
う~ん、やっぱり明るい。
ヘッドライト君、このまま夜明けまで頑張ってくれ!

ここから、このレースで一番印象に残っている、御前山の登りである。
他の参加者もつらさは同じなのか、一列で皆とペースを合わせて登っている。
登り切ってテラスのようなピークに出た。
てっきり、御前山山頂と思い、
岩場に腰を落としてしまう。

スニッカーズを食べるが、あわてて食べたため、
なかなか飲み込めない。
チョコの甘さより、餡の甘さのほうが食べやすい。
やっぱり、スニッカーズより大福やな。

でも、このテラスは単なるひとつのピークで、
あとひとつピークを越えて、ようやく御前山山頂に到着した。
この登りで、亀オヤジさんの応援パワーを受信したような気がした。
(えっ、寝てた。やっぱり)

そして、この御前山を下り、大ダワでの休憩後だと思うのだが、
私の後ろをピッタリとマークして登るランナーさんがおり、
「お先にどうぞ」と促すと、
「同じペースなので」と、私の後ろを登ってくる。
このあと、ゴール手前まで御一緒させていただくのだが、
ゼッケンを見ると6000番台で60歳代の男性。

このコースの経験者なら、この後のコースについて聞こうと思い、
「何回か参加されているんですか?」と質問、答えは初参加とのこと。
「私は神戸からの参加です」と会話を続けると、
「私は大阪からです」とその男性。
おぉ、関西の人やんか!

関東の大会、というより近畿以外の大会が初めてで、
少しアウェー気分になっていたので、途端に舌が回りだす。
色々お聞きすると、河内長野RCに所属されており、
素晴らしい走歴の持ち主。

このレース、脚の方はまだ大丈夫なのだが、
体調が悪くて食欲が無くパワーが出ない。
リタイヤ一歩手前だったそうです。
私のペースが、体調不良の体にピッタリあったそうです。
(ということは私は遅いということか・・・、悲し)


いままで、自己の体力と気力の限界に挑戦するような、
修行僧のような状態にあったので、
Ⅰさんとの会話はいい気分転換になった。
一人だけだと、もっとつらい思いをしたと思う、大岳山も何とか乗り越え、
第3CPに到着。
ただ、この大岳山の登り下り、
一部鎖場のある岩場となっており、少し緊張した。

第3CP到着時刻、3時44分。経過時間、14時間44分28秒。
通過順位、少し上がって652位/2004名。

5.第3CPからゴールまで

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     〈完走Tシャツ、なかなかカッコイイ〉

第3CPを過ぎると、あと13キロほどでゴール。
しかも、大きな登りはなく、下り基調のコースが続く。
Ⅰさんと、なかなか尾根筋から下ろしてくれないなと、ぼやきながら進む。

そして、山道から少し幅の広い林道に出たところで、
思わぬアクシデント発生。
後ろから来たランナーさんに道を譲ろうと左端によけると、
倒木に足をとられて、派手に林道に膝蹴りを入れてしまう。
幸い擦り傷程度で済んだが、油断は禁物である。
ゴールまであと少し、慎重に行こう。

それと、一番心配していたコースアウトについては、
適所適所に表示板、赤の点滅灯が設置されており、
コースミスすることなく、安心して走れた。
このあたりのコース案内は、さすがだと思う。
大会関係者の皆さん、ご苦労様です。

あと、5キロくらいのところで、東の空が明るくなってきた。
その明るさは徐々に広がり、赤に近いオレンジ色に変化してきた。
網膜には焼き付いているのだが、残念なことにデジカメで撮影するのを忘れた。
三頭山の写真を最後に全く撮影していない。
それだけ厳しい状況であったということ、かな。

いよいよ、町並みが見えてくる。
「ラストラン、いこか!」と、Ⅰさん元気が出てきて、スピードを早める。
最後は離されてしまったが、なんとか走ってゴールイン。
ゴール地点に売店があり、ビールを購入、一気に飲み干す。

徹夜明けで感覚・思考が麻痺しているのか、
昼の1時にスタートして、その日の夕方にゴールした気分だ。
この感じわかってもらえますか。

とにかく、天候にも恵まれたが、
国内最高レベルのトレイルランの大会を時間内完走した。
応援していただいた皆さん、ありがとうございました。

現在時刻、6時12分。経過時間、17時間12分41秒。
総合順位、662位/2004名。
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by toshihi616 | 2006-10-11 22:38 | 大会参加 | Trackback | Comments(10)

日本山岳耐久レース①

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1.エントリー動機

学生時代、
ワンダーフォーゲル部(山岳部より少し軟弱な山登りのクラブ)に所属していた。
北は北海道から、北アルプス、南アルプスと山行を重ねていた。
社会人になってからは、テントを担いでの登山は少なくなったが、
日帰りの登山はよく行っていた。

ひょんなことから走り始めて、
ランニングと登山が一緒になった「トレイルラン」に出会い、
一発でとりこになった。

そして、ブログや「アドベンチャーマガジン」などで、
日本山岳耐久レースなるものを知った。
この大会は、総距離71.5km、奥多摩の全山を夜を徹して駆け巡る。
トレイルランの大会では、国内トップレベルの大会だ。

初めて知ったときは、とても無理やなと思ったが、
色々な山岳マラソンの大会に参加するうちに、
またブログでの完走記を読むにつれ、
参加したいという気持ちを、抑えきれなくなった。

2.スタートから第1CP(浅間峠、22.6キロ地点)まで

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     〈スタート地点、無事に戻ってこれるか?〉

当日、新幹線を利用して、武蔵五日市駅に到着。
心配された天候のほうは、快晴で全く問題なし。
これだけ天候に恵まれたのは、今年の鯖街道以来である。
受付でゼッケンをもらい、更衣室に向う。
更衣室は、隣接する中学校と小学校だが、
いずれも既に満杯状態で、足の踏み場もない。
仕方がないので、屋外にマットを敷いて、
着替えとストレッチを済ませる。

開会式が12時半から始まる。
ここで、丹後ウルトラでお世話になったミカンさんと再会する。
1時、いよいよスタート。
山道での渋滞をできるだけ避けるため、
今熊神社までは、走ったほうがいいよというアドバイスを受けていたので、
懸命に走る。

体調はなかなかいい。
シューズのゲル・トラブコもちょうどいい重さで走り易い。
ザックの重量は、天候もいいので当初の予定より、
ペットボトル1本を追加したが、6キロ程度に収まった。

入山峠手前で、渋滞に巻き込まれた。
狭い階段があるため、順番待ちの渋滞だ。

そして、10キロ地点を通過するが、えっ、まだ10キロという感じ。
スタート後、既に2時間を経過しており、
このペースで行けば、15~16時間、
後半疲れて、17時間ぐらい掛かるかなと、漠然と思う。


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     〈夕暮れ時の富士山、なかなかの景色でしょ?〉

途中、スタッフの人が、
「いいときに来ました。日没前の富士山が見えますよ」とのこと。
こんなに大きく富士山が見れるのかと感動。デジカメでパチリ。

20キロ過ぎぐらいから、薄暗くなってきた。
ヘッドランプを装着する。
今回のレース、この夜間走行が難しかった。
走れない登りは問題ないが、
走れる下りや平坦な道で、少し油断すると、
木の根っこや岩の出っ張りで足を取られてしまう。
昼間だと、見ていないようで、漠然と見ているので、
まれにしかつまずかないが、夜間では勝手が違う。

確かこの区間だと思うが、
木の根っこに足をとられ、つんのめり、足が素早く反応せず、
オットット・ドテと、かっこ悪くコケタ。
(足をとられたのは夜道のせいやけど、こけたのは年のせいやんと、突っ込まないでね)
でも、こけたのが平坦な道で助かった。

そして、このあたりから、左足のかかとが気になりだす。
かかと部分が、しっかりホールドされていないのか、
かかとが右に左にと大きくずれる。
案の定、大会後半には靴擦れが出来た。

ようやく、第1チェックポイントの浅間峠(22.7キロ地点)に到着。
時刻は、17時55分。経過タイムは、4時間55分34秒。
通過順位は、909位/2004名。

3.浅間峠から第2CP(月夜見山駐車場、42.1キロ地点)まで

既に夜のとばりが下りて、ヘッドライトだけの世界。
時折、涼しい風が吹いて気持ちがいい。
ふと見上げると、満月がきれい。

初めて通るコースなので、道標などの地名とコース上の位置が全くわからない。
黙々と登り、下り坂はつまずかないよう慎重に下りる。
前を行く人が、
「きれいな月ですね」と、
独り言だったのかもしれないが、
「そうですね」と、思わず答えた。

黙々と登っていると、30年前の学生時代にタイムスリップしてしまった。
あの頃は、大きなキスリングを背負って山に行き、
このキスリングさえなければ、何キロでも歩いていけると思ったが、
軽いザックでも、やっぱりしんどいものはしんどい。

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     〈西原峠、 大福を食べる〉

西原峠に到着。ここで、大福を食べる。
今回のレースで、初めて大福を持って行ったが、これは正解だった。
おもちは腹持ちがいいというが、まさにその通りである。

西原峠から、このコースの最高峰である三頭山(みとうさん)まで4キロほど。
このコースで、2番目に印象に残っているつらいコースである。
距離的にも、六甲縦走路の摩耶山の登り、稲妻坂・天狗道に似ている。

このあたりから、コース際で、休憩というか、バテて横になっている人が多くなってくる。
肌寒くなってきており、風邪をひかないといいのだが・・・。
こんなつらい登りは、一気に行くしかないと思ったが、
手前の避難小屋で一休み。
この避難小屋で、気温は10℃で、少し風もある。
たちまち、汗も引き寒い。
道標では、三頭山まで15分とある。もう少し頑張ろう。

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     〈三頭山山頂、休んでいると寒い〉


ようやく、三頭山山頂に到着。
寒いので1枚写真を撮って、早々にルートに戻る。
三頭山を下り、しばらくすると第2CPの月夜見山駐車場に到着。
第2CPは、コース唯一のエイドステーションである。
しかし、エイドにあるのは水とスポーツ飲料だけ。
しかも、一人1.5Lと制限まである。

ここまでの水分の消費量は、
リザーバーの1.5Lが、ほぼ無くなり、
ペットボトル2本のうち、1本と1/4ほど残っている。
2L弱飲んだことになる。
やはり、天候が良かったため、予想通り水分の消費量が多い。
ペットボトルを1本増やして正解だった。
ここで、リザーバーに水1Lと、スポーツ飲料を0.5L補給する。
夜間だし、そんなにはいらないと思うが、
保険と思って補給した。

第2CPの到着時刻は、22時57分。経過時間、9時間57分。
通過順位は、少し上がって763位/2004名。
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by toshihi616 | 2006-10-10 22:54 | 大会参加 | Trackback | Comments(6)

日本山岳耐久レース(速報)

10月8,9日と、日本山岳耐久レースに参加してきた。
結果は、夜が明けてからのゴールで、
17時間12分41秒でなんとか完走できた。
六甲山や金剛・葛城山と比較すると、奥多摩の山々はスケールが一回り大きい。
アップダウンが激しく、さらにレースのほとんどが夜間のため、
とてもハードな大会でした。

とりあえず、レース結果の速報です。

この大会で71.5キロ、10月累計127.5キロ。
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by toshihi616 | 2006-10-09 17:42 | 大会参加 | Trackback | Comments(8)

ハセツネ、調整完了

一昨日、昨日と雨で走れず。
今日は風はやや強かったがようやく走れた。
ハセツネに向けての調整は今日で完了。

主な装備は、シューズはゲル・トラブコ、佐藤先生推薦。
雨具は、だいぶ前に購入したノースフェイスのゴア製の雨具の上だけ。
結構重たい。軽い雨具を購入したかったが、そこまで軍資金が・・・。
ザックは、グレゴリーのリアクター11L。
同じくグレゴリーの給水システム約2L。
当日はこれに水1.5Lと、ペットで0.5Lの予定。
ヘッドランプは、ブラックダイヤモンドのスポット。
行動食は、スニッカーズ(3)、カロリーメイト(3)、おにぎり(2)、アミノバイタルプロ(2)、
大福(2)、パワーバー(3)、一口羊羹(2)、飴玉(10)、塩こぶ(適量)。
これで多いのか少ないのか?
30キロ程度のトレイルランでは、おにぎり2個とアミノバイタル1個、
あと飴玉ぐらいで十分いけるので、大丈夫だと思う。
そして、明日これらの行動食を購入するので、どの程度の重さになるのかわからない。
当日のウェアーは、長袖のシャツ、CW-Xのロング、帽子。

天気予報では、レース当日は曇りから晴れになる模様で、雨は避けられそうな感じ。
しかし、関東方面、今現在は雨で、泥んこの山道は避けられそうにないだろう。

出発は、日曜日の早朝です。
東京マラソンに当選の皆さん、一足お先に東京へ行ってきます。

いつもの10キロコース、10月累計56キロ。
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by toshihi616 | 2006-10-07 00:12 | Trackback | Comments(6)