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熊野古道、小辺路、最高のトレイル!

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熊野古道、小辺路を走ってきた。

昨年より続いている、走ってみたいトレイルの最後のコース。
距離は70キロ以上あり、紀伊半島の山奥のため、日帰りはとても無理である。
小辺路の存在は以前より知っていたが、
未知のコースであり一人で行くのは無謀すぎると半分あきらめていた。
しかし、トレイルランを愛好する人のブログによると、
世界遺産登録により道標等が整備されて、コースアウトの心配はなさそうとのこと。
山道を50キロ以上走れる体力と天候が味方すれば、クリアできるのではと、
熊野古道、小辺路チャレンジが現実のものとなった。

そして、学校も休みだし、家族を十津川温泉、熊野本宮大社旅行に誘う。
当日は、私が高野山から十津川温泉を目指して走り、
家族は車で十津川温泉へ、現地に夕方合流することとなった。

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自宅から高野山は遠く、始発を利用しても高野山着が9時半頃となる。
9時半スタートは、初日のコースが50キロ以上の距離があり時間的にとても苦しい。
そこで、弟が和泉市に住んでいるので、好意に甘えて泊めてもらうことに。
(助かりました、どうもありがとう!)
そこから5時初の始発で高野山に向うが、高野山に到着しスタートできたのは7時半頃。
天候のほうは、雲は多いが雨の気配はなく、一安心。
高野山の朝はまだまだ寒く、手袋をはめウインドブレーカーを着たまま走り始める。

いよいよ、熊野本宮大社までの70キロ以上のトレイルランの始まりだ。
今日のコースが今までのトレイルコースと違うのは、
コース途中のバス等の公共機関が無いに等しく、
もし捻挫などのアクシデントがあれば、とても大変なこととなる。
また、コンビニや売店も宿泊地の十津川温泉までなさそうで、
行動食も途中調達という安易な考えは通用しない。
とにかく、高野山から一歩、熊野古道に入れば、
十津川温泉まではなんとしてでもたどり着かなくてはならない。
天候は良さそうなので、怪我などのアクシデントを起こさぬよう、
慎重に行動することを肝に銘じた。

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高野山の朝の清々しい雰囲気の中を、最初の峠である薄峠を目指す。
薄峠まで林道のような整備された道を走り、8時前に到着した。
体も温まってきて、ウインドブレーカーの上下を脱いで、身軽な格好になる。

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薄峠から大滝の集落までの下り、走りやすい快適な山道で写真を撮りまくる。
高野山から少し離れただけだが、山深く入り込んだ気がする。

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大滝の集落を通過して、再び山道を登り返すと、龍神スカイラインに合流する。
しばらくスカイラインの舗装路を走るが、たまにしか車は通過せず気分は悪くない。
スカイラインの左側に山道に導く道標があり、それに従う。
ルート上には、道標が整備されており、まず迷うことはないと思う。
和歌山県観光連盟作成のマップを待っていれば、とても心強い。
道標の位置やコースタイム、距離などのルート情報がうまくまとめられている。
山道でも、わき道に入り込みそうな所は、進入禁止を促すロープが張ってあった。
今回は一度もコースアウトすることなく行動することができた。

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スカイラインから分かれて、しばらく見晴らしのいい林道を走る。
この林道で、今日始めてハイカーのおばさん達と出会う。
気持ちよく朝の挨拶を交わしてすれ違う。
朝方に発生していた雲もなくなりつつあり、青空が広がってきた。

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スタートから15キロ走っているが、特に気になる箇所はなく、すこぶる快調である。
大股の集落まで、下るのがもったいないほど高度を下げていく。

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大股の集落に10時5分に到着。ここまでで16.8キロ。
この集落には民宿があり、ウォーキングの場合、
高野山からはこの大股で1泊するのが小辺路の一般的な歩き方らしい。

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大股の集落から、次の峠である伯母子峠を目指す。
集落からの登り始めがとても急な坂道で、疲労してきた体にとても応える。
急坂を登ってある程度すると峠に出るが、そこは目的の伯母子峠ではなく、
手前の桧峠というところ。
ただ、この桧峠からはアップダウンの穏やかないい感じのトレイルとなる。

この伯母子峠までのところで、上のほうでガサガサという物音がするので顔を上げた。
白いおしりの鹿が私と同じ方向にピョコン、ピョコンと飛び跳ねながら移動している。
箕面で鹿を見た時はびっくりしたが、ここでは鹿ぐらい生息していて当然でしょと、
妙に納得してしまった。

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伯母子峠に11時26分到着。ここまで23.2キロ。
パワージェルでパワーを補給して先を急ぐ。

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この伯母子峠から三浦口の集落まで、疲れを忘れさせるスリル満点のトレイルとなる。
今までの穏やかな感じとは一変して、道幅は狭く片側は崖となっているところが多くなる。
高度も1000メートルはあるので、斜面には雪がまだ残っていた。
でも、ルート上に雪は残っていないので、走行には支障はなかった。

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写真で見るとコースが崩落して通行不能のように見えるが、
実際は、写真ほど危険ではなく、慎重に通過すればなんでもない。
ただ、走るのはちょっと勇気がいります(笑)。

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苔むした上西家跡に到着。
こんなところに民家があったなど、とても信じられないがしっかり石垣は残っていた。
どこかホッとした雰囲気が漂い、昔の人もいい場所を選択したなと感心した。

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下り基調の快適で緊張感のあるトレイルはさらに続く。
下りに飽きてきたころに、さらに下り続けると、ようやく眼下に川原が見えてくる。
三浦口の集落にたどり着いた。ここまで32.5キロ。

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大福で腹ごしらえをして、初日、最後の登りである三浦峠に挑む。
時間的にも予定通り十津川温泉に到着できる目処がつき、余裕も出てきた。

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とにかく急な九十九折の坂道をひたすら登る。
ただ、700メートルを登ると考えると大変そうだが、距離自体はそんなにないので、
意外と早く三浦峠にたどり着く。時刻は14時23分、ここまで37.0キロ。
伯母子峠からの下りで、太もも前面の筋肉の疲労が強いが、
太もも後ろの登りのための筋肉はまだまだ大丈夫そうである。

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ここの下りは、ほんとに疲れました。
距離にすると7キロぐらい、緩やかな下りが続く。
膝が耐えてくれたから良かったが、膝痛でも発生していたら辛い下りになるところだった。
でも、コース自体は木立の中を抜ける快適なトレイルで、文句は言えません。

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15時35分、西中のバス停に到着。ここまで44.4キロ。
ここから十津川温泉の民宿まで、9キロほどの舗装路の走りとなる。
いままで木立の中を走っていたので、あまり感じなかったが、春の日差しが暑いくらいだ。
歩きを交えながらちんたらと今日の宿を目指す。
渓谷沿いに山桜があちらこちらに咲いていて、とてもきれいだ。
5時前に民宿「えびす荘」に到着。
車でこちらに向っている家族も6時ごろ無事到着した。
途中、スリル満点の谷瀬のつり橋などを観光したようだ。

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宿名物の源泉かけ流しの露天風呂につかり、「きじ鍋」などおいしいものを堪能する。
宿の女将さんが家族の前で、高野山を7時半に出発して、ここに5時前に到着するのはとても速いです、普通は途中で1泊するのですがと、しきりに感心される。
家族の前で妙に自尊心をくすぐられて悪い気はせず、ひとりニヤケテシマッタ。

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2日目は、朝からのあいにくの雨で、残念だが熊野本宮大社への走りは中止とした。
アマゴの姿煮など充実の朝食を頂き、車で熊野本宮大社にお参りした。
雨で2日目を走れなかったのは残念だが、
1日だけでも素晴らしいトレイルを走れて申し分のない走り旅となった。
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小辺路トレイルラン 53.5キロ、3月累計346.7キロ。
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by toshihi616 | 2008-03-31 21:39 | Trackback | Comments(23)

走ってみたい熊野古道・小辺路

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〈熊野古道・小辺路、スタートの高野山はコースの一番上です〉
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〈クリックで大きくなります〉

朝の8時から、RCの日曜練習会に参加して、いつものコースを10キロ走る。
ちょっと気合が足らず50分弱で走り終えた。
昼からも長い距離を走ろうと、コースを色々考えていたが、
あいにくの雨で中止する。
この時期、雨に打たれながらのランニングはちょいキビシイ。

特にやることもなく、昼から今年の3月頃に計画している熊野古道・小辺路の高低図を、
カシミールを利用して作ってみた。

計画しているのは、1泊2日の行程で、初日は高野山を早朝に出発して、
薄峠、水ヶ峰、伯母子峠、三浦峠など、大きな峠を四つ越えて、十津川温泉の民宿で1泊。
2日目は、果無峠を越えて目的地の熊野本宮大社へ。
そこからはバスと電車で半日かけて自宅まで帰る。

初日は約54キロ、2日目は約15キロの行程だ。
初日は高低差も結構あり少々ハードだが、最後の峠である三浦峠を下ってしまえば、
十津川温泉までの8キロほどは舗装路の一本道なので、タイム的には問題ないかなと思う。
ただ六甲縦走路と違い、エスケープルートがあまりないので慎重に行動したい。

そして、せっかく熊野古道を走るので、熊野古道に関する本を買ってみた。
買ったのは、「熊野詣(五来 重 著)」。
まだ、全部読んでいないが、なにやら恐ろしいことが書いてある。
たとえば、
『私はあえて熊野を「死者の国」とよぶ。それは宗教学的にいえば、死者の霊魂のあつまる他界信仰の霊場だったからである。(熊野詣より)』などなど・・・。
熊野とは謎と幻想に満ちた聖なる空間らしい。
ミステリー度は六甲山の心霊スポットの比ではないらしい。
この本を買ったのを少し後悔したが、初日は絶対に暗くなる前に民宿にたどり着こうと思った。

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熊野本宮大社で神の使いとされている三本足の烏、八咫烏(ヤタガラス)は、日本サッカー協会のシンボルマークに使われているそうな、知りませんでした。
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by toshihi616 | 2008-01-20 18:33 | トレイルラン | Trackback | Comments(22)