村岡ダブルフル100キロ、一番過酷なウルトラ!
2013年 09月 29日

結果は、13時間31分でなんとか完走。
今まで走った100キロウルトラの中で、最も過酷なレースであった。
うわさ通りのアップダウンが連続するコースで、平坦なところはほんの一部だけ。
レース経験者によると、しんどいポイントが3ヶ所あるらしい。
1 蘇武岳の登り、2 和佐父峠の登り、3 一二峠の登り
初めてのチャレンジなので、完走を目標に無理せず行こうと思った。








実際に走ってみると、上り坂を走れたのは40キロ付近にあるそうめんのエイドまでで、
蘇武岳の登りになると、ほとんど歩いていた。和佐父峠の登りも同じ。



下りは膝も痛くならずなんとか下れていたのに、
和佐父峠の下りで太もも前面の筋肉が悲鳴を上げだした、
下りも辛くなってきた。

しかも、午前中はいい天気でも木陰では涼やかな風があり、
そんなに暑さを感じなかったが、和佐父峠を越えて射添会館に着く前くらいから、
暑さが気になりだしてきた。
特に日陰のない所では、いままで走ってきた疲労もあり頭が少し朦朧としてきた。


射添会館以降では、平坦なコースになっても走る気力が湧いてこない。
最後のポイントである一二峠がどこにあるのか、はっきり把握していなかったので、
小さな峠を越えるたびに、まだ先かと精神的にかなり参ってきた。
最終関門である小北保育所エイドを通過して、しばらくすると背後から、
「関門閉鎖まであと10分ですよ」というスタッフさんのアナウンスが。
関門時間なんて全然気にしていなかったので、最終関門を通過できて良かった。
一二峠になかなかたどり着けない。辺りは日が暮れて暗くなってきた。
上のほうから、「この坂道が最後の登りです」というスタッフさんのエールが聞こえる。
ようやく一二峠に到着した。残り5キロ地点が一二峠だったのか。

はじめて丹後ウルトラで100キロを完走した時のように、
すっかり日の落ちた暗闇の中をなんとかゴールする。
太もものダメージは半端なく、ゴール後は屈伸がまともにできない。
姫路行きバスの発車時刻が迫っており、
お風呂もビールもパスして、せわしなく上着だけ着替えてバスに乗り込んだ。
こんなに厳しいウルトラは、もう二度と出たくないというのが、今の正直な感想である。
こんなに厳しいコースでも、沿道からの声援は素晴らしかった。
村岡の町全体で大会を盛り上げている感じで気持ちがいい。
ランナー同士の応援も気持ちよかった。
66キロのスタート直前に、スタートを待つランナーの横を走り過ぎたが、
ハイタッチの連続で妙にテンションが上がってしまった。
ゴールでも萩往還のゴールを思い起こさせる応援に感激した。
走りの面では、へタレな情けない文章を書いてしまったが、
次回参加する時には、蘇武岳や和佐父峠の登りを歩かず登るのは無理っぽいので、
せめて射添会館から最終関門の小北保育所までの区間、
平坦な道はもちろんだが、少しくらいの登りは、歩くことなく走って通過したい。
最後に、一緒に走ったホラポスの皆さん、
楽しくも辛い2日間を、どうもありがとうございました。
来年も参加するかもしれませんので、よろしくお願いします。
▲ by toshihi616 | 2013-09-29 00:00 | Trackback | Comments(14)